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段差・手すり・バリアフリー
つまずきや立ち座りのつらさは、家の中の特定の場所で起きています。誰が、どこで、どの動作で困るかを記録すると、必要な工事が見えてきます。
親が階段の上り下りを怖がるようになりました。手すりはありますが片側だけです。何から見直せばいいですか。
怖さの原因を動作ごとに確かめる
本人に、どの段で不安を感じるか、上りと下りのどちらが怖いか、どちらの手で手すりを持っているか、足元は見えているかを落ち着いて聞き取ります。不安のある人に確認のために階段を上り下りしてもらう必要はなく、普段の様子を家族が見て気づいた点を添える形で十分です。下りの方が怖い場合、段の端が見えにくい、足の置き場が狭い、手すりの高さが合わないなどが関わることがあります。踊り場の有無、曲がり部分の段の形、照明のスイッチの位置は家族が確認しておきましょう。夜間の使用が多いなら、明かりの確保も重要です。聞き取った内容を場所ごとにメモしておきましょう。
手すりと段差の見直しの選択肢
手すりを両側に付ける、途中で途切れないようにする、握りやすい太さや形に変えるといった方法があります。取り付けには壁の下地が必要で、下地がない場合は補強が伴います。段の端に滑り止めや目印を付ける、足元灯を設ける方法は、比較的小さな工事で済むことが多い考え方です。階段そのものの勾配を変えるのは大きな工事になるため、まずは手すりと見えやすさから見直す順番が現実的です。
家全体で見ておきたい場所
階段以外にも、玄関の上がり框、浴室の出入り口、トイレの立ち座り、寝室からトイレまでの動線など、つまずきや不安が起きやすい場所があります。本人の一日の動きをたどって、どこで手をつく、どこで立ち止まるかを記録すると、優先すべき場所が分かります。介護保険を利用した住宅改修の制度がある場合、ケアマネジャーなどへの相談が先に必要になることがあります。制度の内容は自治体や本人の状況で異なるため、確認のうえ進めてください。
相談するときに聞いておきたいこと
- 階段の手すりを両側に付ける場合、壁の下地の確認と補強は見積に含まれますか。本人の身長や利き手に合わせた高さの調整はできますか
- 段の端の目印や足元灯など、小さな工事で対応できる項目と、大きな工事が必要な項目を分けて示してもらえますか
- 介護保険などの制度を利用する場合、申請の手順や必要な書類について案内してもらえますか
わが家の条件を整理して相談する
困っている場所、変えたい点、残したい点を整理して、相談窓口へお伝えください。工事の可否や見積もりに必要な確認事項を相談できます。
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